売れる作家が市場の経済を支え、売れない作家がコンテンツの豊かさを支えているんです。両方ないと死ぬんです。
https://twitter.com/shinobuns/status/1536203185463128064
名言だなあ。
音楽、絵、小説、マンガ、アニメ、ゲーム、どこも売れ筋が業界を支えていて、残りは底辺なのかもしれない。
でも売れ筋から外れたマイナー物がないと全くつまらない。飽きられる。次につながらない。今日は良くても未来がない。コンテンツ業界は富士山の裾野のような広がりがないと。
ゲームでも、一大ジャンルであるローグライクの元祖Rogueは知る人ぞ知るUNIX/PCのゲーム。世界で一番売れたゲームであるマインクラフトもインディーゲーム。バトルロワイヤルやFPSも最初から大ヒットゲームではなかった。
新しいものは裾野から出てくる。
消費者としてAAA商業作品は好きだけど、作る側としては、この世に無いものでなければ「それってわざわざ俺が作る意味ない」と思う。「欲しいけどどこにも売ってない、だったら自分で作っちゃえ」動機だ。
しかし、趣味であってもその動機は少数派にも見える。(エビデンスは無い)
メジャーな動機は自己実現だろうか?
・自分が成長したい。作る側になってみたい。
・自分が発信する側になりたい。有名になりたい。チヤホヤされたい。
・自分が好きな作品にインスパイアされた、自分でも作ってみたい。
・できればお金も稼ぎたい。
etc.
自己実現にもオリジナリティーは必要だけど、過剰なオリジナリティーはデメリットになる。売れ筋ジャンルにオリジナリティー要素を乗せる方が有利だ。
小説家になろうを見ると、その時流行しているジャンルがずらっと並ぶ。ランキングも占めている。それを揶揄するつもりは勿論なく、むしろおれみたいな自分勝手人間がダメなんだろう。
ニーズを考えない自分勝手作品は99.9%闇に埋もれるだろうけど、残りの0.1%は化けるかもしれない。だからそれが面白いし、いいんじゃないと思ってる。それって自己正当化だな!
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