野菜生産農家は大変だ。販路に苦労し価格に苦労し、形・色・味に苦労し、天候で失敗し災害で一瞬で失われ設備に被害を受け、消費者からは農薬使ってるのか安全なのか問われ。
同じことをやっても、趣味だと楽しいだけだ。
庭で野菜を育てる。楽しい。どうも貧弱で出来が悪い>次はどうしようと考えるのが楽しい。
虫にやられた?モグラに食われた?>どう対策しようと考えるのも趣味のうち。
本職の油絵画家も大変だ。販路はあるのか、誰にどう評価してもらえるのか、パトロンは見つけられるか。スランプに陥ったらどうするのか。生活していけるのか。
趣味で油絵を描く。楽しい。別にコンクール出展が目的じゃない。承認欲求で描いてるわけじゃない。描きたいから描く。絵が売れるかなんて考えもしない。
「好きなことは仕事にしない方がいい」とも言う。
料理も車の運転も、趣味でやる分には楽しいだけ。でも仕事にしたら「好きなことやってお金をもらえてハッピー」「お金を払ってくれる人がいると自分の存在が認められたようで承認欲求が満たさせて幸せ」とシンプルな話ではない。
ゲーム開発も、趣味なら何の辛さもストレスもない。気が向かないあらゆることはやる責任が無い。最初から最後まで楽しいだけだ。こんな素晴らしいことはあるだろうか。
(という自己正当化は肯定パワーにあふれている。常に自分を肯定するのが人生幸せの秘訣な!)
以下はいつもの通り脱線で。
高レベルの芸術大学や体育大学を出てさえプロになれる保証はない。
芸術やスポーツは趣味にとどめる人が多いけど、プログラマはプロの門戸が海のように広いので趣味を仕事にしようという発想はごく一般的。その分、純粋な趣味としてのプログラミングという世界が弱まったのかな。IT業界関係者やその候補の学生がプライベートでも趣味プログラミングするのは別として。
学校でプログラミング教育が定着したら、将来的にIT業界へ進むことを考えていないような人でも趣味でプログラミングする時代はまた来るかな?わからない。
若いころに「面白い」「好き」と刷り込まれた本能は一生残る。プログラミング教育が「プログラミングは面白い」と思ってもらうことを第一目的としていれば素晴らしいけど、技術や知識を教えることが第一に来ると逆に嫌いな人を増やすだけというか…面白いとさえ思えば、他の全ては勝手についてくるのだけどなあ。勉強なんてモチベーションが全て。
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