自分には3Dゲームを作れる気がしない。(作りたいとは言ってない)
ひたすら工数がかかりそうだから。
細かい、気になるところを修正していたら一生終わらなさそう。
・3Dモデルを作るのが大変
・次元が一つ増えるのでプログラムが圧倒的に大変
・世界座標とカメラ座標が別なのでわかりにくく面倒
などなどはツールやゲームエンジンの助けがあるにしても、もっと根本的なところだ。
2Dと3Dでは求める完成度が圧倒的に違う。
ジャンプ一つとっても、ニュートンが怒りそうなジャンプ曲線でも2Dのデフォルメキャラなら違和感ない。3Dでヘボいジャンプすると圧倒的違和感だ。許せない。
敵の動きでも、2Dなら水に浮かんでる表現が単純な上下振動でいいけど、3Dで適当な動きをされるとあまりにも雑に感じてしまう。
2Dなら端まで行ったら敵のパターン反転で何の問題もないけど、3Dだとちょっとモーションの出来が悪いとクオリティ問題を感じてしまう。
ロボットや動物の絵は適当に書いたものでも違和感なく受け入れられるけど、人間の顔や動きは少しでも現実と違うと違和感を感じてしまう不気味の谷問題は有名だ。
2Dと3Dの間にも、不気味の谷問題があるのだろう。現実世界に近いから3Dへの評価は厳しい。
ひたすら丁寧に作りこめば3Dゲームの不気味の谷は渡れるし、商業ゲームは渡ってる。
逆に言えば、いくらでも工数を注ぎ込む価値があるし、手間をかけるほど完成度が上がるので
なぜ今のゲーム開発は4~5年かかるようになってしまったか?
この原因になってる。
商業的には3Dゲームも2Dゲームもレッドオーシャンだが、商業面はおれには関係ないのでスルーするとして。
3Dゲームをつくるのは、この工数のレッドオーシャンに飛び込むこと。
数百億円かけたAAA大作と3Dの”手触り”を比較してしまうことは避けられない。
他人からの評価はどうしようもない。自分が満足できれば良い。だとしても自分の中に「完成度の高い3Dゲームとはこういうもの」の評価基準が出来てしまって、その合格点が数億数十億かけて達成するものだったりする。
比べると、自分の中の「完成度の高い2Dゲーム」の評価基準はまだ手の届く範囲に思える。
3Dゲームといっても、本質的に3Dでないと作れないゲームはそう多くない。TPSにしろ主には2D的なゲーム性だし、見下ろし型2Dでも高低差を表現したり垂直方向にジャンプとか昔からある。
他にも3Dと2Dの差はあって、そこを考えるのが凄く面白い。
※ ゲームを作る目的もモチベーションも人それぞれだし、個人やインディーで3Dゲームを作る人は応援してるよ真面目に。この投稿はあくまで自分に向けたものなので、他人の作品をdisるために引用しないでね。
昔作ったのは3Dじゃないのかって?昔って何?みんな覚えていない昔のことはノーカウント。ゲームプログラミング入門者ですよ?
※ あのころはまだ2Dと3Dに工数の差は無かったんよ。比較対象が殆どないから「これは商業レベル」と言い張っても嘘じゃない(?)
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